The Japanese Association for Humanistic Psychology

公開講演会

理事会・準備委員会合同企画

公開講演会

日時: 9月16日(日)
13:20 ~ 14:50
会場: 2号館2階221教室

申し込み

※日本人間性心理学会第37回大会 公開講演会は参加費無料となっております。

参加ご希望の方は、公開講演会参加申し込みボタンをクリックして必要事項を記入の上、送信して下さい。
お手数ですが、おひとりずつのお申込み・ご登録をお願いします。

Webからの申し込み締め切り9月13日(木)08:00

公開講演会申し込み

本大会終了に伴いまして、申し込みページは削除いたしました。
たくさんのご参加ありがとうございました。

 

オープンダイアローグの展開-開かれた対話とは-
講師: 斎藤 環 (筑波大学大学院教授)
司会: 伊藤 義美 (人間環境大学)

講演要旨

フィンランドで開発された「オープンダイアローグ」は、近年急速に注目を集めつつある統合失調症急性期のケアの手法(思想/システム)である。
1980 年代から実践されており、ほとんど入院治療や薬物治療を行わずに、きわめて良好な治療成績を上げているとの報告がある。
その基本的手法は以下の通りである。
発症直後の急性期、患者や家族からの依頼があってから24 時間以内に、「専門家チーム」が結成され、患者の自宅を訪問する。
本人や家族、そのほか関係者が車座になって座り「開かれた対話」を行う。
この対話は、クライアントの状態が改善するまで、ほぼ毎日のように続けられる。
オープンダイアローグの主たる治療対象は発症初期、すなわち急性期の統合失調症であるが、うつ病や依存症、ひきこもりに至るまで、その適用範囲は多岐にわたる。
本講演では、オープンダイアローグの実践を事例に基づいて紹介し、わが国への導入に際して留意すべき点などについて検討を加えたい。

講師紹介

1961年、岩手県生まれ。
1990年、筑波大学医学専門学群 環境生態学 卒業。医学博士。
爽風会佐々木病院精神科診療部長(1987年より勤務)を経て、2013年より筑波大学医学医療系社会精神保健学教授。
また、青少年健康センターで「実践的ひきこもり講座」ならびに「ひきこもり家族会」を主宰。
専門は思春期・青年期の精神病理、および病跡学。

著書

「文脈病(青土社)」
「社会的ひきこもり(PHP研究所)」
「ひきこもり救出マニュアル(PHP研究所)」
「ひきこもり文化論(紀伊國屋書店)」
「生き延びるためのラカン(バジリコ)」
「ひきこもりはなぜ『治る』のか?(中央法規出版)」
「ひきこもりのライフプラン(畠中雅子との共著)(岩波書店)」
「オープンダイアローグとは何か(医学書院)」など。

 

  • Facebook
  • Hatena
  • twitter
  • Google+
PAGETOP
Copyright © 日本人間性心理学会 第37回大会 All Rights Reserved.
Powered by WordPress & BizVektor Theme by Vektor,Inc. technology.